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昨日のNHK総合『クローズアップ現代』は “新しい”うつ病とどう向き合うか というのがテーマであった。 知ったのが昨日の昼間だったのであえてここには書かなかったが、帰宅して夜のスポーツクラブに行くまでに食事をしながら見た。 「新しいうつ病」といわれても、以前からわかっているものだが(「非定型うつ病」や「双極性U型」など)初診で診断がつかない特徴があり、治療法(正しく言えば選択薬)が異なるものであって、新種のウィルス発見!というイメージのものではない。治療現場では医師に経験が不足していることなどから見過ごされやすいのだが、それもずいぶん前から議論されていることだ。 『新しい』という言葉は、マスコミや一般人にとってのものなのだろう。 うつ病はメジャーな病名になったが、その中身は案外知られていない。古いタイプのうつ病の一部分だけが一人歩きしている感がある。 診断法が変わってきたこととも無関係ではないし、医療界全体の足並みを揃えることは容易ではない。 ・・・・というようないろいろなことは、五十嵐良雄先生のうつ病講座を受け、野村総一郎先生の本を読んでいる私にはいまさらといってもいいようなことであるが、番組は興味深く見た。 なぜならスタジオゲストが野村総一郎先生だったからだ。 というような話はどうでもいいが(いいのか?)、本日の朝、昨日のアクセスレポートを見て驚いた。 放送が終了した直後の時間から、「野村総一郎」という検索で当ブログに来てくださっている方がべらぼうに多かったのだ。 本当に申し訳ない。 番組を見て検索をされる方のほとんどは「この先生に診てもらうにはどうすればいいのか?」ということをお調べになりたい方々であろう。いまさら野村先生が誰だか知らない人もいないだろうし。 申し訳なくも残念なことであるが、私は野村先生の患者ではない。 無駄足を踏ませてしまったかもしれない。 だが、もし今後「自分のうつ病は長引いていて、治療がうまくいっていない。もしかすると非定型うつ病や双極性障害などの新しいうつ病なのかも?」と疑っておられる方がいらしたら、セカンドオピニオンにかかることをお勧めする。 その際には必要な情報を整理して持っていくと良い。 症状が始まったのはいつか。治療を開始したのはいつで、これまでどのような経緯で進めて来たか(過去の薬の種類と量の記録)。どうしてそうなったかではなく、今どんな状態なのか。 家族の力を借りてもいい。この情報は正しい診断に必要になる。 そしてどんな医師を選べばいいか。経験が豊富できちんと勉強をしている医師だ。 非定型や双極性の診断をつけられるのは、何も野村先生だけではない。 だが、精神科医の中にも専門が違っていたり、若すぎてマニュアル診断しか出来なかったり、逆にお年を召されすぎていて新しい情報が入っていなかったりする人もいる。豊富な経験と最先端情報を併せ持つ医師を探そう。 マスコミで有名人でなくてもいい。調べればきっと見つかるはずだ。 私が唯一知るお勧め医師はメディカルケア虎ノ門の五十嵐良雄院長だが、それをここで繰り返しても仕方がないか。 有効な治療は正しい診断から。 簡単なようで一番難しいことなんだなぁ、これが。 でもこれまでも言って来た事だが、うつ病は治る病気だ。「治りにくい」と「治らない」は決してイコールではない。 簡単ではないが、治す方法はある。 それを広げるために尽力している人たちもいる。さらに有効な薬の開発も試みられている。 古いうつ病だろうが、新しいうつ病だろうが、それは分け方を変えただけであり、その分け方は有効な治療のためでしかない。 新しいうつ病だからといって、恐れなくてもいい。 正しい診断がつけば、治る為のスタートが切れる。 頑張ろう。人生を取り戻すために。 |
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